公開キーインフラストラクチャ認証を使用するためのHP vPVの設定

公開鍵インフラストラクチャ (PKI) は組織の従業員に配布する共通アクセスカード (CAC) の実装で使用します。PKIは証明書の作成、管理、呼び出しに使用されます。CACは、電子署名およびデータ暗号化技術により、セキュリティおよびハードウェアおよびソフトウェアへのアクセスを強化します。HP vPVはCACの使用に対応しているため、ユーザーアカウント (管理者、顧客、ユーザー) へのクライアント証明書のマッピング、ユーザー認証での公開鍵インフラストラクチャ (PKI) の使用が可能です。

クライアント証明書を使用するようにHP vPVを設定すると、ユーザーはユーザー名およびパスワードを手動で入力せずにX.509証明書を使用してHP vPVにログオンできます。

注 :PKI認証が有効であるときにHP vPVからログアウトする場合、すべてのブラウザーウィンドウを閉じることをお勧めします。そうすることで、次回HP vPVに正常にログインできます。いくつかのウィンドウが開いているとセッションがクリアされないため、HP vPVへのログイン時に問題が発生する場合があります。

HP vPVでCACを使用するための前提要件を次に示します。

PKI認証を使用するようにHP vPVを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 次の手順を実行して、信頼済みCA証明書をtomcat_trust.storeファイルにインポートします。
    1. ルートまたは管理者としてHP vPVにログオンします。

    2. 次のコマンドを実行します。

      <install_dir>/nonOV/jre/b/bin/keytool –import -alias serverkey -file <CA_certificate> -keystore “/opt/OV/nonOV/tomcat/b/ tomcat_trust.keystore"

      ここで、<CA証明書>は、HP vPV上の信頼済みCA証明書の名前 (完全パス) です。

      コマンド行コンソールに、パスワードの指定を要求するプロンプトが表示されます。

    3. パスワードを入力し、Enterを押します。

      パスワードを設定しない場合は、何も入力せずにEnterを押します。

    4. 次のコマンドを実行します。

      <install_dir>/bin/ovconfchg -edit

      テキストファイルが開きます。

    5. NONOV.TomcatBセクションの下に次を入力します。

      TruststoreFile=/opt/OV/nonOV/tomcat/b/tomcat_trust.keystore

    6. 手順cでパスワードを入力した場合は、TruststoreFileの下に次を入力します。

      TruststorePass=<password>

      ここで、<password>は手順cで作成したキーストアファイルのパスワードです。

      手順cでパスワードを入力しなかった場合は、この手順を省略します。

    7. ファイルを保存します。
  2. クライアント証明書の有効性の確認を有効化します。

    注 :この手順を実行しない場合、HP vPVでは期限切れまたは不正な証明書を持つユーザーのアクセスが制限されず、不正アクセスを引き起こす原因となる場合があります。
    1. 次のコマンドを実行します。

      <install_dir>/bin/ovconfchg -edit

      テキストファイルが開きます。

    2. NONOV.TomcatBセクションの下に次を入力します。

      OPTS_JavaOpts=-Dsun.security.ssl.allowUnsafeRenegotiation=true
      -Dcom.sun.security.enableCRLDP=true
      -Dcom.sun.net.ssl.checkRevocation=true -Djava.security.debug=certpath
      -Dhttp.proxyHost=<Proxy_Server_IP>
      -Dhttp.proxyPort=<Proxy_Server_Port>
      -Dhttps.proxyHost=<Proxy_Server_IP>
      -Dhttps.proxyPort=<Proxy_Server_Port>
      注 :上記の内容は単一の行に入力してください。

      ここで、<プロキシサーバーIP>はHP vPVのプロキシサーバーのIPアドレスです。<プロキシサーバーポート>は、HTTPまたはHTTPS通信用のプロキシサーバーによって使用されるポートです。

    3. ファイルを保存します。

    4. 次のコマンドを実行します。

      pv enablecac true

      これで、HP vPVでのPKI認証の使用が有効になります。

証明書ベースの認証の無効化

証明書ベースの認証を無効にするには、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

pv enablecac false